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会社のインスタ、どう見せる?——見られても恥ずかしくない運用のコツ

インスタグラム 公開日2025.05.07 最終更新日2025.05.09 8分で読む

Instagramを広報やブランディングに活用したいけれど、「Webサイトでよくない?」「スタッフに任せるのも気が引ける」「フォロワーが集まらない、フォロワーは必要?」「見られて恥ずかしくないアカウントってどう作るの?」そんなお悩みに答えるために、運用の基本と考え方をまとめました。


パッと見で安心されるインスタとは

何もしていないインスタグラムのアカウントほど、見られたときに困るものはありません。

キャプションは誰がいつ書いたのかもわからず、投稿のトーンもばらばら。そもそも最近は更新されていない。

そんなアカウントを見て、あなたならどんな印象を持つでしょうか? 「あんまり活動していない会社なのかな」と思ったり、「せっかく見にきたのに、ちょっと残念」と感じるかもしれません。 SNSは会社やブランドの“外に見える顔”。その印象ひとつで、信頼されるかどうかが決まってしまうこともあります。

WebサイトとSNS、それぞれの役割を知る

「まずはWebサイトから」という考え方は、今でも変わらず有効です。とくに商材が高額だったり、信頼性が求められる業種においては、Webサイトは名刺のような役割を果たしますし、ある程度の情報量や世界観を伝えるには欠かせません。

一方で、インスタグラムなどのSNSは、情報に“偶然出会ってもらえる場所”としても力を発揮します。プランや価格などをじっくり比較される前に、「なんかここ良さそう」と思ってもらえるかどうか。SNSはその入り口にあたる存在です。

もちろん、商材によってはインスタグラムだけで集客が成立するケースもあります。ただ、SNSに加えてWebサイトをしっかり持っておくことで、発信の幅が広がり、事業としての信頼感も高まります。

だからこそ、WebとSNSのどちらかに偏るのではなく、それぞれの役割を知ったうえで活用していくことが大切です。

整った情報を続けることに意味があります。

フォロワー数だけじゃない、信頼される中身とは

インスタグラム運用における成果は、「フォロワー数が多ければいい」という単純なものではありません。ただし、まったくフォロワーがいない状態は、それだけで不安を感じさせたり、信頼されにくくなったりします。

そのため、最初の目標としては“見られても不安に思われないライン”として、500〜1,000人程度のフォロワー数をひとつの目安とすることをおすすめしています。

あわせて以下のような定性的・定量的な指標を持つことで、運用の方向性が明確になります:

  • ・プロフィールの閲覧数
  • ・投稿の保存数や滞在時間(エンゲージメント率)
  • ・指名検索(施設名+インスタグラム)による流入

インフルエンサーのように“映え”だけを追いかけるのではなく、必要な人に届き、信頼感を損なわない状態を整えることが重要です。

スタッフが続けられないSNS、どう乗り越える?

インスタグラムを継続的に運用するうえで、「どのような体制で進めるか」は業種によって異なります。

たとえば、広報担当者がいる企業や学校などの場合、ネタの提供や内容の確認などを行いながら“協業スタイル”で運用を進めることが一般的です。

一方で、宿泊施設や個人経営のお店のように、広報のリソースが限られている事業では、“完全委託スタイル”でも成立します。撮影や投稿の流れをすべてこちらで構築し、オーナー側はチェックや関与を必要としない形でも自然な運用が可能です。

ただ、特に中小企業では「スタッフに任せてみたけど続かなかった」という声も多く聞きます。実際、辞めてしまったり、日々の業務に追われて手が回らなくなったり、ノウハウがなくて迷走してしまう例も少なくありません。

そうした現場の声を受けて、わたしたちは「立ち上げの半年間だけ一緒に運用する」スタイルもご提案しています。撮影から投稿までの流れを共有しつつ、徐々に社内での運用に切り替えていく。その橋渡し役として関わることもできます。

いずれのスタイルでも、目指すのは「滞りなく更新が続き、見られて安心できるSNSアカウント」。無理のない体制づくりが、何より大切です。「滞りなく更新が続き、ブランドイメージが整っている状態」。 見られて安心できるSNSアカウントを保つために、無理のない体制で続けられることを重視しています。

写真と動画で「なんかいいね」と思わせる

Photo: Makoto Kayaba

インスタグラムで印象を左右する大きな要素のひとつが、写真や動画の見え方です。ただし、業種によって求められるクオリティやテイストは異なります。

最近のスマートフォンはカメラ性能も高く、スピーディーな発信が求められる業種では、むしろスマートフォンの方が相性がいいこともあります。一方で、宿泊施設やファッション、スイーツブランドのように“上質感”での差別化が重要な分野では、写真や動画のクオリティが印象を大きく左右します。

「気取ってないのに整っている」「飾っていないのに魅力的」——そんな絶妙なバランスを再現するには、撮影スキルや光の扱い方、構図の工夫が必要です。

たとえば、柔らかい自然光を活かしたり、背景に余白をとったり。そこに“人の気配”が加わるだけで、見る人の感情に自然と届く写真に仕上がります。動画についても、縦構図での撮影や空気感を伝えるカットの工夫で、ブランド全体の雰囲気をじわりと伝えることができます。

ネタがない…そんなときどうする?

インスタグラム運用を続けていく中で、多くの方がぶつかるのが「ネタがない」という悩みです。投稿のネタを毎回探すのは大変で、日々の業務と両立するのはなかなか難しいものです。

そこで、運用をスムーズにするポイントは「テーマをあらかじめ決めておくこと」と「季節性や日常性をベースにネタをストックしておくこと」です。

たとえば、以下のようなテーマが考えられます:

  • よくある質問(FAQ)に答える投稿
  • 製品やサービスの使い方やこだわり
  • 社内の雰囲気や働く人の紹介
  • お客様の声やレビュー
  • イベントや季節にちなんだ話題

このように、あらかじめ柱となる切り口を用意しておけば、毎回ゼロから考える必要はなくなります。さらに、撮影の際に複数パターンをまとめて撮ることで、ネタ切れを防ぎつつ効率的に運用ができます。

「ネタがない」は、やり方次第で十分に解消できる悩み。続けられる仕組みを持つことが、運用の成功に直結します。

フォロワーをふやすときにやっていいこと・だめなこと

信頼感のあるアカウントを構築していく過程では、フォロワーを増やすことも重要なポイントです。その際、私たちが推奨しているのはインスタグラム広告の活用です。投稿内容やプロフィールが整ったタイミングで、適切な広告配信を行えば、ターゲット層への認知を自然なかたちで広げることができます。

一方で、フォロワーを“購入する”という選択肢も存在しますが、これはおすすめしていません。 なぜなら、数字の見栄えを整えることには意味がなく、見ればすぐに分かるからです。フォロワーの質が低ければ、投稿への反応も少なく、かえって「不自然なアカウント」に見えてしまう可能性もあります。

フォロワーは「少しずつでも信頼感のある形で増やす」ことが、結果的に強いアカウントにつながります。

COUNTOR inc.について

この記事は、インスタグラムやWebを活用して、企業や施設の“見られ方”を整えるデザイン会社 COUNTOR inc.(カウンター)がお届けしました。

「SNSの運用をなんとかしたいけれど、社内ではなかなか難しい」「見た目も中身も整ったInstagramにしたい」「写真や動画もクオリティを保って任せたい」——そんなお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

私たちは、無理のない形で“ちゃんとしてる”印象をつくるお手伝いをしています。

▶ お問い合わせはこちら:https://www.countor.co.jp/contact/

365日、動きつづけるブランドのために。

Authors

Makoto Kayaba
COUNTOR inc.(カウンター)代表。

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